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糖尿病の治療を受けている方へ

糖尿病は様々な合併症を起こします。神経障害(例えば手足の感覚が悪くなる)、網膜症(目が見えなくなる)、腎症(透析のリスクが高くなる)は3大合併症と言われており、さらには狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、脳卒中(脳梗塞や脳出血)、感染症、認知症などがあげられます。

さらに、糖尿病は「がん」(癌、悪性腫瘍)のリスクが高くなると言われています。糖尿病があると「がん」のリスクが高くなる原因ははっきりとはしていませんが、インスリン抵抗性に伴う高インスリン血症、高血糖状態が原因と考えられています。下には海外および国内での糖尿病と各がんのリスクをまとめたデータを添付しています。

糖尿病と主ながんのリスクについて 「糖尿病 56巻6号 2013 より抜粋」

このデータでは特に大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、子宮がん、膀胱がんのリスクが高いとされています。糖尿病の治療を行っている方には、血糖やHbA1c値のコントロールも大切ですが、定期的にがん検診や画像検査(たとえば腹部超音波検査やCT検査など)を受けることをお勧めいたします。

当院ではがん検診の受診を積極的に推奨しています(胃・大腸・肺がん検診は当院で行っています)。また、腹部超音波検査やCT検査も積極的に行い、皆さまの健康維持に貢献します。糖尿病の治療を受けている方で、ご心配な方はいつでもご相談ください。

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